インフルエンザ予防接種

情報発信元: 保健福祉課 健康増進グループ

最終更新日:

上川町では、高齢者などを対象としたインフルエンザ予防接種を実施します。
ワクチンの接種は、発症や重症化を予防するといわれています。
予防接種の効果が現れるまで2週間から4週間ぐらいかかり、その効果が十分に持続する期間は約5か月間とされています。そのため、接種を希望される方は、12月の中旬までに接種することをお勧めします。

インフルエンザとは

 インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状もみられます。お子様ではまれに急性脳症を、ご高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。

 季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短時間に多くの人へ感染が拡がります。日本では、例年12月~3月が流行シーズンです。

ワクチンの効果

 国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34%~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。※1
 6歳未満の小児を対象とした2015/16シーズンの研究では、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されています。※2
 現行のインフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対かからない、というものではありません。しかし、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。

※1 平成11年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」
※2 平成28年度 厚生労働行政推進調査事業費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業「ワクチンの有効性・安全性評価とVPD(vaccine preventable diseases)対策の適用に関する分析疫学研究(研究代表者:廣田良夫(保健医療経営大学))」)

実施時期

令和7年10月6日(月曜日)~令和8年1月30日(金曜日)まで
※ただし、1月は上川医療センターに定期受診されている方のみとなります。

接種日時

 (1)上川医療センターに定期受診されている方(要予約)
  10月6日(月曜日)から開始
  診察時に接種ご希望の方は、事前に予約日をお知らせください。
  窓口または電話2-1231(上川医療センター)

(2)(1)以外の方(予約不要)
  接種ご希望の方は下記日程に会場へお越しください。
  11月7日(金曜日)、11月10日(月曜日)、11月14日(金曜日)、11月17日(月曜日)、11月28日(金曜日)
  12月1日(月曜日)、12月5日(金曜日)、12月8日(月曜日)、12月15日(月曜日)、12月19日(金曜日)、
  12月22日(月曜日)
  接種時間:14時30分~16時00分 

接種会場

 上川医療センター(上川町花園町175番地)

 ※令和7年度、上川医療センターでのインフルエンザ予防接種は注射のみです。
  点鼻薬での接種は行っていません。
  町外で点鼻薬での接種を受けた方は、費用助成があります。
  詳しくは、「町外で接種した場合の助成について」をご参照ください。

対象者と接種料金(自己負担額)

上川町に住民票がある下記の方
費用区分 個人負担額 接種回数
(1)65歳以上の方(満年齢) 1,100円 1回
(2)60~64歳(満年齢)のうち、心臓や腎臓、呼吸器等の機能またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障害がある方
(3)妊娠中の方 ※
(4)13~18歳の方
(5)生後6か月~12歳の方 1回550円 2回
(6)生活保護世帯の方 無料 1回
(7)上記以外の方 3,300円

※かかりつけの産科で接種することをお勧めします。下記「町外で接種した場合の助成について」をご参照ください。
 

持ち物

 ・本人確認ができるもの(健康保険証、マイナンバーカードなど)
・予診票

※予診票は事前に郵送しません。
 接種当日、会場でご記入いただくか、下記の設置場所からお持ちいただき、事前にご記入の上、当日ご提出ください。
<予診票設置場所>
・上川医療センター(花園町)
・上川町役場(南町)
・上川町保健福祉センター(本町)
・たいせつの絆(本町)

 添付のインフルエンザ予防接種予診票をご利用ください。





町外で接種した場合の助成について

上川町に住民登録があり、下表に該当する方は、接種後に町助成額分を償還払いします。
必要書類をお持ちのうえ、保健福祉課健康増進グループ(役場1階)までお越し下さい。
町助成額は接種費用の2/3程度で上限額があります。郵送でも手続き可能です。
ご不明な点は担当までお問合せください。

<必要書類>
  • 申請書:添付の様式をご利用ください(窓口にもございます)。
  • 領収書
  • 振込先がわかるのもの(通帳など)
  • 予診票の写し(なくても可

インフルエンザ予防接種費用助成(注射)
対象 費用助成額 助成上限額 助成回数
 (1)65歳以上の方(満年齢)  接種費用から1,100円を差し引いた額か、助成上限額2,200円のどちらか低い額を助成します。  2,200円  1回
 (2)60~64歳(満年齢)のうち、心臓や腎臓、呼吸器等の機能またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障害がある方
 (3)妊娠中の方
 (4)13~18歳の方 
 (5)3歳~12歳の方  接種費用1回につき550円を差し引いた額か、助成上限額2,750円のどちらか低い額を助成します。  2,750円  2回
 (6)生後6か月~3歳未満の方  接種費用1回につき550円を差し引いた額か、助成上限額2,150円のどちらか低い額を助成します。  2,150円  2回


令和7年度はフルミスト点鼻薬の助成を行っています。
フルミスト点鼻薬とは、鼻へ噴射するタイプのワクチンで、1回の接種で完了します。
接種できる方は、2歳~18歳です。助成回数は1回で、助成費用は下記のとおりです。

インフルエンザ予防接種費用助成(点鼻薬)
対象 費用助成額 助成上限額 助成回数
2歳~18歳の方 接種費用から2,700円を差し引いた額か助成上限額5,300円のどちらか低い額を助成します。 5,300円 1回






ワクチンの安全性

 季節性インフルエンザワクチンで比較的多くみられる副反応には、接種した局所の赤み、はれ、痛み等が挙げられます。接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日で消失します。

 全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気、だるさなどがみられます。接種を受けられた方の5~10%に起こり、通常2~3日で消失します。

 また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み、かゆみ、呼吸困難等)がみられることがあります。

接種を受けられない方

以下の方は、接種を受けることができません。
・この予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがある方
・その他、予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師が判断する方

また、以下のような場合は接種を受けることができませんので、治ってから受けるようにしてください。
・発熱している。
・重篤な急性疾患にかかっている。

接種に注意が必要な方

以下の方は、接種にあたって注意が必要なので、予め医師に相談してください。
・心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する方
・予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方および全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある方
・過去にけいれんの既往のある方
・過去に免疫不全の診断がなされている方および近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
・間質性肺炎、気管支喘息等の呼吸器系疾患を有する方
・本剤の成分または鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを呈するおそれのある方

問合わせ先・担当窓口

保健福祉課 健康増進グループ

TEL
01658-2-4054
FAX
01658-2-1220
MAIL
kenkou@town.hokkaido-kamikawa.lg.jp