橋梁の長寿命化修繕計画(令和5年6月更新)

情報発信元: 建設水道課 技術グループ

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 上川町が管理する町道に架かる橋梁は、59橋(策定計画55橋)ありますが、橋梁の耐用年数の一般的な目安と考えられる"架橋後50年"以上経過する橋梁は、今後20年後には71%、30年後には100%になります。上川町の橋は、昭和30年~40年代の林業が盛んだった時代に建設された橋や旧国道・旧道道の橋が多いという特徴がありますが、このまま放っておくと、将来修繕や架け替えに莫大な費用が見込まれます。
このため、町が管理する橋について橋梁点検(5年毎の法定点検)により、損傷程度や劣化進行速度を把握し、道路の安全性・信頼性を向上させるとともに、予防的な修繕計画を実施して、修繕や架替えに要する費用を可能な限り最適化し縮減する必要があります。

これらのことから、上川町では、2016年度(H28)、2017年(H29)、2019年(R1)に橋梁点検を実施し、2020年度(R2)には、「上川町橋梁長寿命化修繕計画」を見直しました。
 

背景

円グラフ

目的

上川町管理の橋梁を良好な管理の下に末永く利用していくためには、定期点検等により橋梁の現状を正確に把握し、これまでの事後保全型対応から予防的な修繕や計画的な架け替えを行う予防保全型対応への転換を図ることにより、道路ネットワークの安全性・信頼性を向上させるとともに、修繕・架替えに係る費用の最適化および縮減を図ることが重要です。これらをより効率的・具体的に実施していくため長寿命化修繕策定計画の見直しを行います。

 

取り組み

橋 梁 点 検 -現在の橋の状況を把握するため、近接目視橋梁点検(法定点検)を行いました。
2016年度(H28年);24橋
2017年度(H29年);34橋
2019年度(R1年)  ; 1橋

※現在は、管理橋59橋全橋の1巡目の近接橋梁点検は終了しています。


長寿命化修繕計画-点検結果をもとに損傷程度や劣化進行予測を行い、修繕優先順位や修繕費用を算定します。
2019年度(R1) ;59橋終了

※長寿命化修繕計画を行わない4橋は、小規模橋梁などの理由で国の補助とは
別に、町が単独で維持管理していきます。(橋梁点検に関しては、補助事業対象とします)


 

長寿命化修繕計画

 平成24年度に長寿命化修繕計画を行ったが、近接目視点検(法定点検)が1巡目を完了したことに伴い、令和2年度に新たな点検結果を基に、見直しを図りました。その計画を基に2021年(令和3年)以降、順次補修並びに修繕していくことになりました。補修対象外の橋梁については、引き続き定期点検や維持管理により損傷状態の管理、劣化進行の把握に努めながら、順次修繕工事を行い橋梁の延命を図っていきます。

    概ね、今後10年間の次回点検時期および修繕内容・時期等は、次表の計画になっています。
 

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