こどもの予防接種(通年)

情報発信元: 保健福祉課 健康増進グループ

最終更新日:

予防接種とは?

麻しん(はしか)や百日せきのような感染症の原因となるウイルスや細菌、または菌が作り出す毒素の力を弱めて予防接種液(ワクチン)をつくり、これを体に接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)をつくることを予防接種といいます。
お母さんが胎盤を通して赤ちゃんにプレゼントした免疫は、一定期間を過ぎると自然に失われていきます。
そのため、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要があります。その助けとなるのが予防接種です。
こどもは発育と共に外出の機会が多くなり、感染症にかかる危険性も高くなります。
予防接種に対する正しい理解の下で、お子さんの健康にお役立て下さい。

予防接種・ワクチンの種類

予防接種には、予防接種法によって対象疾病、対象者及び接種期間などが定められた「定期接種」と、それ以外の「任意接種」があります。くわしくは、下表をごらん下さい。
ワクチンの種類は、大きく分けて「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2つがあります。
●生ワクチン:生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたもの
  【注射生ワクチン】 
   ○麻しん風しん混合ワクチン(麻しんワクチン、風しんワクチン)
   ○BCG
   ○おたふくかぜワクチン
   ○水ぼうそうワクチン
  【経口生ワクチン】
   ○ロタウイルスワクチン

●不活化ワクチン:細菌やウイルスを殺し、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して毒性をなくしたもの
   ○五種(百日せき・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ)混合ワクチン
         ○四種(百日せき・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ)混合ワクチン 
   ○二種(ジフテリア・破傷風)混合ワクチン 
   ○ヒブ感染症ワクチン
   ○小児肺炎球菌感染症ワクチン
   ○日本脳炎ワクチン
   ○B型肝炎ワクチン
   ○インフルエンザワクチン
 令和6年4月より、五種混合ワクチンが追加されています。
これまでに四種混合ワクチン及びHibワクチンを接種している場合は、基本的に同じワクチンで接種を完了します。

定期接種

任意接種

現在、上川町で費用助成を行っている任意予防接種は、こちらです。
個人負担額は、上川医療センターで受けた場合の金額です。
任意接種
種類 助成対象年齢 助成回数 個人負担額 他の予防接種
との間隔
おたふくかぜ 1歳以上就学前 1回 2,460円 注射生ワクチン:27日以上あける
上記以外:制限なし
インフルエンザ 生後6か月~18歳まで 13歳未満:2回/年 1回 500円 制限なし
13歳以上:1回/年 1,000円

他のワクチンとの接種間隔

 ワクチンの種類によって、接種間隔が異なります。
注射生ワクチンを接種される場合は、ご注意ください。

予防接種を受けるには?

定期接種と、インフルエンザ以外の任意接種は、以下のとおり実施しています。
複数のワクチンの同時接種は、BCGを除いて何種類でも可能です。
11歳以上の方の予防接種(二種混合等)は、月・火・木・金曜日の14時~16時30分受付です。
接種日 受付時間 予約先 接種場所
毎週木曜日
(祝祭日・年末年始を除く)
15時~15時30分 保健福祉課
健康増進グループ
電話01658-2-4054
上川医療センター
(上川町花園町)
電話01658-2-1231

予防接種を受ける手順(10歳以下)
  1. 予約:接種希望日の週の月曜日17時までに予約する(電話01658-2-4054)
  2. 準備:希望の予防接種の予診票に記入する
  3. 接種:記入した予診票と母子手帳を持って、上記の時間に上川医療センターへ
任意接種は、終了後に窓口で個人負担の支払いをします。

かかりつけ医など町外で接種を受ける場合

町外での定期接種は、町の発行する医療機関あて依頼書が必要ですので、事前に健康増進グループへご相談下さい。
接種費用は一旦全額立て替え払いしていただき、後日申請により、助成を受けることができます。
  • 必要書類
    • 申請書:添付の様式をご利用ください(窓口にもございます)。
    • 領収書
    • 予診票の写しや母子手帳など接種したことが分かるもの
    • 振込先が分かるもの(通帳など)

行く前・受けた後に気をつけたいこと

予防接種を受ける前に、出生後の訪問でお渡しした冊子「予防接種と子どもの健康」で、注意事項や病気の説明等をお読みください。

  • 予防接種を受けることができない場合 
    • 37.5度以上の発熱をしている
    • 重篤な急性疾患にかかっている
    • その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがある
    • BCGの場合、外傷などによるケロイドが認められる
    • その他、医師が不適当な状態と判断した場合 

  • 予防接種を受けた後の注意事項
    • 予防接種を受けた後30分間程度は、医療機関でお子さんの様子を観察するか、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応が、この間に起こることがまれにあります。
    • 接種後、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
    • 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
    • 当日は、はげしい運動は避けましょう。
    • 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

問合わせ先・担当窓口

保健福祉課 健康増進グループ

TEL
01658-2-4054
FAX
01658-2-1220
MAIL
kenkou@town.hokkaido-kamikawa.lg.jp